こんばんは、吉田です。

この話はフィクションです。




さて、病気療養の為郷里へと帰った俺であるが、何もする事が無い。


と言うか、何も出来ないのだ。


動いただけで心臓がバクバクと脈を打つので日がな一日寝転がっていたし、食べ物を食べようとしても少し食べただけで限界が来てしまい、無理やりにでも詰め込もうとして苦しい食事になってしまうので、人間の三大欲求の一つである食欲を満たす事ができない。



そんなある日の夜中、たまたま“パイレーツ・オブ・カリビアン”と言う映画を見てみたのだが、何故かジャックスパロウが出て来ず、宇宙海賊を名乗る男が波乱万丈のストーリーを送る物になっていた。


店側がDVDを取り違えてしまったのだろうか、不思議な事もあるものだと思いつつ、いつもの様に仰向けになり天井を見上げて眠ろうとした。


────天井に、何かいる。


何かがガサゴソと蠢いているようだ、猫だろうか。
こう言う時、軽く怒鳴ってやると猫は逃げていくので“おい!“と少し大きめの声で怒鳴った。


次の瞬間、天井がメキメキと破れ、巨大な影が飛び降りて来た。


「バレちまったか!死ねい!コブラァッ!!」


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バイケンは闇夜に紛れて俺を暗殺しに来たのだ。
暗器がきらりと光る、もうダメだと目を瞑った。


「ググ......」バタッ


数秒後、目を開けるとバイケンの身体には風穴が空いており、自分の左腕が熱を持っている事に気付いた。


「これは......」



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「サイコガン......?!」


その後、俺はアーマロイド・レディと共に再び海賊稼業を行い、海賊ギルドのとの熾烈な争いに身を投じて行く事になるのだが、それはまた別のお話。