こんばんは、吉田です。


今回は前々回の勝ち分が残っている為、財布には11000円入っている状態でホールへ。

ここから先狙うのは、レートを少しづつ上げて尚且つ連勝に次ぐ連勝で財布の中がパンパンになるアレである。大体数ヶ月に一度その波が来る。
いわばわらしべ長者的なモノを狙っているわけだが、ハイリスクなので出来るだけ細心の注意を払って打つ。
まあ結局は悲劇的な結末、敗北をまともに食らって財布の中に野口すらも無くなるザマなのだが。


さて、稼働内容である。
10スロを打った、なんかレギュラーがいっぱいきた。
気付けば11000円負けていた。


肩をアルマジロの様に丸めて帰る、自分の心を防御する為だろうか。
その道中で幾度もの自戒と後悔をした。
11000円は俺のプライドである、言うなれば無から有を産み出した気分で、さながら錬金術師の心持ちである。
その産み出した物があぶくのごとく弾けてしまえば残るのは以前の俺だけ、錬金術師の前職は一般人だ。
そうなりたくないのに更なる夢を求めてしまう矛盾の中で俺はパチンコを打っている、おそらくコレは破滅願望であるが、実際の所俺は起死回生を求め続けているのだ。

話は変わるが、機械割100%とは何だろうか。
長い目で見れば負ける事は無い、魔法と魅惑の言葉なのは間違いない。
が、ヒキの弱い人間が打てばどうだろうか。
例をあげると、今回打ったピラミッドアイはビッグの枚数が変動する。
平均は130枚だが、俺は130枚に到達する確率が大体20%くらいしか無い。
ただでさえ少ない枚数が更に少なくなればどうなるかは言わずとも分かる事だろう、機械割は到底100%など至るはずもない。

パチンコ屋にいる羅生門*どもの顔を見れば分かるだろうが、口をぽかりと開けて何も考えていない。

*羅生門=マナーが悪く薄汚い老人の事を指す

奴らの人生にまで言及するつもりは無いが、おそらく色々なモノを掴み損ねてきた結果があの幽鬼じみた立ち振る舞いなのだ。

さて、そんな瘴気が漂う魔界、いやホールで機械割100%と言うチャンスを掴めるだろうか、いや、掴めない。
羅生門どもの気にあてられて俺まで餓鬼になってしまう。


......実際の所俺のヒキが悪いのをどうにかしてなすりつけたいだけである。あれらの問題はまた別の所にあるのだ。

そんな事を考えながら家に着くと疲れがどっと出た、負け疲れだろうか。


パチンコ屋で見たうたかたの夢は寝覚めが悪かったので、布団に入って寝直した。





それではまた今度。