こんばんは、吉田です。


昨日の勝利に酔っていた、俺は。
つまりは有頂天なわけで、いつもより突拍子もないパチンコが可能な訳だ。
となれば打ちたい台を打つべきだと思い立ち、普段向かうT区から3駅ほど離れた地、K市へと向かった。時刻は朝の8時半、開店まで30分はある。

雪でもふるのでは無いかと思う程雨粒が冷たく、傘をさしていても刺すような寒さがあるので、暖を取るがてら松屋で朝飯を食べた。
360円の朝食を取り、これからバチバチに勝負をする前の精神を統一させた。恐らく身に注ぐのは生か死か、である。

9時になる数分前に目的地のセブンSへ、幾人もも並んでいる。
正直休日と言えど並ぶのは億劫なので、優先入場では無く一般入場口で待つ。
目当ての台は1パチなので朝イチから打つ人間など居ないだろう、2スロのコーナーに雪崩れる様に人が入っていった様に見えたが。

と言う訳で開店、真っすぐに目当てのシト新生へ向かう。
やった、空いている。
通常時眠れる古式ゆかしいエヴァだと聞いていたので、はやる気持ちを抑え、あくまで走らず競歩の様相を呈しながら着席まで残り三歩。

取られてしまった。
こんな早朝に1パチのシト新生を打ちに来る人間が俺以外にいるとは思わなかった。
仕方が無いので他の台でお茶を濁す。
化物語や乙女5ライトミドルを4000円程打ち、4000発出た。
シト新生はまだ空かない。

1000発で90以上回る逆シャアを打ち、200回転程させた後、はいふりに移動し、4000発を全て呑ませる。
シト新生はまだ空かない。

痺れをきらした俺は修羅場に片脚を突き入れる。
20スロのクランキーセレブレーションを打つと、4000円が綿飴の如く溶けた。
ピラミッドアイを打つ、1000円でビッグを引いた後連チャンもそこそこ、32Gを抜けてもすぐにボーナスを引いた。
手持ちが700枚を超えた所でヤメ、ちょこちょこ打ってきたがピラミッドアイで勝ったのは初めてである。

死のフチで起死回生の出玉を得ると狂う程の万能感に浸される。
何でも出来る様な気になったので他の台を打つと、700枚が闇に消えた。
意味が分からない。
手持ちが残り5000円になったので、最後のギャンブルとして2000円だけ光る悪魔の道化師に呑ませて残り3000円を持って1パチに舞い戻った。
シト新生はまだ空かない。

乙女フェスティバル甘で赤保留SP中金字幕を外した。
手持ちは残り1200円になった。
シト新生はまだ空かない。

残り1200円で海物語3Rを打った。
期待度75%の魚群を4回転で2度外した。
手持ちは三途の川の渡し賃を残すのみになった。
シト新生は空かなかった。
1000ハマった後に単発を引いた後、また400以上ハマっていたのに同じ人間がずっと打ち続けていた。

目当ての台が打てず、手持ちの全てを呑ませた。
本懐はまったく持って達成できず、言うなれば完敗である。
夕方の寒い雨が更に身体を突き刺す気がした。



打たせてくれよ、シト新生。





それではまた今度。